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2007年4月

日弁連,裁判員制度をマンガに。速記官も登場!

Kimi_1177925425000_hon  大変遅れた記事で,もう皆様読まれていることと思いますが…。
 日弁連が,裁判員制度を分かりやすく伝えるマンガ「裁判員になりました―疑惑と真実の間で―」を発行しました。

 法廷の絵には速記官が描かれ,評議で速記録も活用されています。
 マンガの内容も,原作が「家栽の人」で知られる毛利甚八さんが作っているだけあって,この手の解説書のようなマンガでもちゃんとおもしろいので,ぜひ入手してお読みくださいね。
 
 速記録が活用されているのは,59ページで,裁判員の1人がペラッとめくって「速記録にもたしかにそう書いてありますね」と発言しているところです。

 裁判員は,法廷で実際に見たり聞いたりして体験していることなので,どの辺りの証言かさっと探せるとは思いますが,速記録のデータ渡しもしておけると,証人がたくさんいる場合など,検索に便利かも分かりません。

 ついでにと言ってはなんですが,弁護士や検察官にも,速記録データの草稿渡しができるようになると喜ばれそうです。
 
 100円ですが,本屋で店頭売りはしていなくて,日弁連のHPに入手方法が載ってます。http://www.nichibenren.or.jp/ja/publication/books/manga_saibanin.html

4/26(木)国会に議員要請に行ってきました

DVD「裁判員制度を支え苦速記官」もできたので,石渡さんやみどりさんと一緒に,衆参の法務委員会のメンバーの方の議員要請に行ってきました。
速記官制度を守る会の鶴見弁護士,奥田元全司法委員長,国民救援会の深澤さんたちと一緒で,今回はとても心強い要請でした。

回ると,どこでも前日の朝日新聞の記事のことを聞かれるので,だめなことをよく説明しました。養成再開と,裁判員制度への速記の活用をお願いして回りました。

中でも,じっくり話を聞いてくださったのが,江田五月参議院議員と,井上哲士参議院議員です。

井上議員は,現在は法務委員会を外れて,主に文教科学委員会で教育基本法に力を注いでいらっしゃいますが,法務委員の仁比聡平参議院議員の秘書の方と一緒に,3時から4時近くまで話を聞いてくださいました。
井上議員の活動日誌に訪問の様子が記事になっています→http://210.169.71.32/sf2_diary/sf2_diary/20070426.html#2054

また,江田議員のところでも,園遊会と会議の合間に4時半から5時過ぎまでじっくり話を聞いてくださいました。
江田議員の活動日誌4/26にも訪問の様子が掲載されています。→http://www.eda-jp.com/

朝日新聞夕刊4/25の記事

今日の夕刊1面に,次のような記事が掲載されました。
http://www.asahi.com/national/update/0425/TKY200704250091.html

「裁判員時代の公判調書、自動化なるか 方言認識など課題」

余りにも無責任でひどい記事なので,少しでも誤解を減らすように書いておきたいと思います。

まず,音声認識の問題は,方言認識の課題まで,とてもたどりついてないはずです。
法廷で話されるのは,原稿の読み上げなどではない「自由発話」であり,更に,2名とは限らない「複数話者」の発言を処理しなければなりません。
法廷で行われるやり取りの中身も,質問で追いつめていく高度な言葉の駆け引きです。明瞭に答えないどころか,わざとあいまいにしてごまかそうとする発言が多く,不明瞭なところほど大事な発言ということがよくあります。
せっかく引き出した大事な答えを,アナウンサーのような明瞭な音声でなかったからといって,認識できませんでしたなどでは済みません。ましてや,誤変換は許されません。
法廷のやり直しのきかない一度きりの大切な証言を,海外の法廷でも例のない,生のやりとりを直接音声認識させるという方法でやろうとする最高裁の気が知れません。
今年度はNECにつぎ込んだお金は1億3000万でしたが,これから何億つぎ込んでいくことになるのか,いつ出来上がるのか,技術的に作ることが可能かどうかさえ,「複数話者の自由発話」はこれから開発しなければどこにもない技術だけに予想がつきません。
そして,「自由発話」や「複数話者」の壁を乗り越えても,登録しておかないと決して正確には出ない「固有名詞」問題があります。そして,どこも手を付けていない「方言・なまりの問題」と続きます。
2年後の裁判員制度開始時に,音声認識で調書ができるという人は,今裁判所の中にはいないでしょう。
検索,「頭出し」も,どの程度のものができるか不明です。
現在,最高裁は,「裁判員制度では必ずしも公判調書は必要でない」という言い方をするようになりました。そして,刑事訴訟法の一部を改正して,法廷でのビデオ録画を可能にできるように法制審にかけて進めているところです。

「公判調書,自動化」は,既にIBMがやって頓挫していることで,なぜ朝日新聞の記者が今こんな夢のようなことを書くのか,理解に苦しみます。

DVD完成!「裁判員制度を支える速記官 ~充実した評議を行うために~」

Kimi_1177216696000_c2ae20dvdcba5e5a 速記官制度を守る会と電子速記研究会の共同制作で,このような立派なDVDが出来上がりました。

四宮先生,濱田先生という,大変著明な先生がたに御協力いただき,また,出演まではされていませんが,多くの先生方にも御支援,御協力をいただきました。

よりよい裁判員制度をつくるために日々奮闘されている四宮先生,濱田先生の語りは必聴です。

その上,ジョディさんの出演や,海外からの協力が受けられたのも,一層中身が充実して,格調高くなった感じです。

最後の付録で付いているところの語りが一番良いと思うので,私のたどたどしたお願いのところで終わったと思って切らないで,最後まで御覧くださいね。

電子速記研究会のユーザーとファンクラブ会員の皆様には,次の「はやとくん通信」と一緒にお届けする予定ですので,今後の速記官の養成再開運動に御活用ください。(Kimi)

2007年春のはやとくんバージョンアップCD

先週,ユーザーの皆様のお手元に,こちらのような「はやとくん」のバージョンアップCDが届いたことと思います。

各地裁や地裁支部には1枚ずつ,大庁の東京と大阪には2枚ずつ,個人ユーザーには1枚ずつ,発送させていただきました。

もしバージョンアップがうまくいかないときや,届いてないということがありましたら,こちらの掲示板やメールでお知らせください。

みんなのバージョンアップが,うまくいきますよーに・・・

CDの中身を作ってくださった皆様と,発送してくださったRieちゃんに心より感謝です。
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