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日弁連のマンガで思い出した話

 日弁連の「裁判員になりました―疑惑と真実の間で―」のマンガを読んで,速記官の先輩がしてくれたを話を思い出しました。

 日弁連のマンガは,普通のサラリーマン(24歳)の主人公が裁判員に選ばれて,殺人事件で重要な事実に気付くことで,被告人が無罪となるストーリーです。

 殺害現場の目撃者は「被告人が右手で刺した」と証言しますが,被告人は左利きで,主人公がその重大な事実に気付きます。

 速記官の「右手か,左手か」が重要だった話は,こんな話です。

学生事件はなやかなりしころの話だそうですが…
警察の機動隊長が証人で,被告人がネクタイをぎゅっと締め上げている様子を,身振り手振りで証言したそうです。

そのとき立ち会った速記官は,証言では右手で締め上げられたと言っているのに,動作では左手でやっているのを見て,変だ変だと思いながら速記していたそうです。

検察官も弁護人も裁判官も,どのくらい強く引いたのかとか,どういう方向に引いたのかとかは質問しても,証言と動作の不一致については質問しなかったそうです。

証言が終わったので,速記官がそのことを尋ねてみると,機動隊長は突然突っ伏して,「実は私は見ていなかった。」と自白したそうです。
証言は全部うそで,質問のやり直しとなったとか。(by 速太郎昔話)

うそは,だれもが見過ごしそうな周辺の出来事の,小さな矛盾からほころびてくることが多いです。
全く違う視点を持つ裁判員6人の,12の瞳が増えるのは,真実発見の可能性を高くすることだろうと思います。

ただ,メモ書きで,その瞳をうつむいたままにさせないように,速記録の活用が望まれるところです。

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