« 最高裁の音声認識システムの研究開発状況,1億3000万を掛けた1年の成果 | トップページ | 「VIPアメージングインタビュー」に石渡さん出演予定 »

6/22日弁連「第22回司法シンポジウム」で字幕付け

Kimi_1182873893000_sihosinpo1 6月22日(金),日本弁護士連合会主催の「第22回司法シンポジウム」が福岡のJALシーホークホテルで開催されました。裁判所速記官たちは,ボランティア休暇を利用して,午後の全体会にリアルタイム速記システム「はやとくん」による字幕付けを行いました。
今回,参加した速記官は,札幌2名,東京1名,新潟1名,松山1名,初挑戦の広島2名,同じく初挑戦の福岡3名でした。

全国から弁護士や市民の方,約1100人が参加され,広い会場は満員でした。
午後1時半から5時半まで,DVDを上映した35分以外に字幕を付けましたが,すべて遅れることなく字幕表示できたと思います。


Kimi_1182874422000_sihosinpo2 シンポジウムの内容は,弁護士偏在,弁護士過疎の問題や,今後求められる弁護士像などについてでした。
ロースクールの学生や修習生の人たちが,特に見るとよいと思われる内容です。
上映されたDVDの出来が特によくて,弁護士になりたてで,弁護士の全然いない地域に事務所を開設して頑張っている若手弁護士さんたちの,自信に満ちた顔と言葉が感動的でした。
最初,こんなところに来たって,事件なんてないでしょうと言われるのですが,クレサラ,離婚,DV問題や,国選弁護などで地域の人の役に立ち,そのうちに相談が殺到するようになり,地域も,その若い弁護士さんもたくましく成長していくといった例がたくさん紹介されます。

私が思い浮かべたのは,「魔女の宅急便」の魔女修行みたいということでした。魔女は十三歳で独立して,魔女のいない町に行って,町の一員として特技の魔法を町の人たちのために役立てながら生活できるようになっていきます。

魔女は「見えない世界をよく見た人」で,「間にいて、見える世界と見えない世界をつなげる人」だそうですが,法的にものが見られる弁護士さんは,法律と生活をつなぐ魔女のようなものかもしれません。

シンポジウムでは,町の人だけでなく,その地域の団体である,地方自治体,消費者センター,中小企業同友会,男女平等推進センターなどと協力して,よりよい社会をつくる弁護士さんの姿も模索されていました。
個人の依頼で動くだけでなく,地域の団体とも協力することで,より専門的で,社会を良くしていく仕事もできるのかなと感じられました。

一人前の弁護士さんになるのは,都市でイソ弁→独立のコースが当たり前でしたが,ひまわり基金や法テラスの新しい制度を利用しての魔女修行型コースも,より切実に求められている社会で仕事ができて,自分もたくましくなりそうでよさげです。

魔女修行型コースが体験できるのは,弁護士になりたての2年のようなので,より多くの若手弁護士さんに体験していただきたいなと思いました。

2年にはとても及びませんが,速記官も1日のボランティア休暇を取っての字幕付けが,とても速記官自身にも,技術的にも精神的にもプラスになっています。


Kimi_1182874599000_sihosinpo4 私は,リアルタイム字幕をやり遂げて,自信を持ってきらきらした顔になる後輩の顔を見るのが一番好きです。

今回,多めの人数で字幕付けの機会を与えてくださった日弁連に,心より感謝です。

« 最高裁の音声認識システムの研究開発状況,1億3000万を掛けた1年の成果 | トップページ | 「VIPアメージングインタビュー」に石渡さん出演予定 »

字幕付け」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 6/22日弁連「第22回司法シンポジウム」で字幕付け:

« 最高裁の音声認識システムの研究開発状況,1億3000万を掛けた1年の成果 | トップページ | 「VIPアメージングインタビュー」に石渡さん出演予定 »

最近のトラックバック

2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31