« 5/19 参議院決算委員会で前川きよしげ議員が質問 | トップページ | はやとくん通信No.40 »

5/23朝日新聞「声」欄の記事 

朝日新聞5月23日付け朝刊「声」欄の記事に,次のような記事が掲載されました。

公正な裁判へ文字記録をぜひ

弁護士 鶴見祐策

 来年5月に裁判員制度が始まるのを前に、耳や目の不自由な人たちが最高裁に、障害者への対応の充実を申し入れたという(15日朝刊)。障害者が裁判員の選任の段階で排除されないよう、裁判を理解できる環境を求めたのは意義のあることだと思う。
 聴覚障害の裁判員には手話通訳や要約筆記者を手配すると、最高裁が回答したとのことだが、法廷での密度の高い論争や供述の応酬に、これで対応できるか疑問だ。裁判所は企業に発注して、発言者の音声を文字化する機械の開発を試みて久しいが、実用化にはほど遠い。
 一方、法廷の現場で働く速記官の努力により、廷内のやりとりをコンピューターを使い、同時進行でテレビ画面に文字表示できる「電子速記」が開発されている。この技術を可能にする速記官の不足を理由に、最高裁が取り入れようとしないのが残念でならない。
 文字による正確な法廷記録は、評議に加わる裁判員にとっても意見表明の論拠に欠かせず、公正な裁判の前提条件だ。

今,全国の裁判所で頻繁に行われている模擬裁判に,聴覚障害者の方たちにも参加していただいて,手話通訳,要約筆記,速記での情報保障を試してみるとよいと思います。

そうすれば,裁判所の受け入れ態勢も充実できるし,聴覚障害者の方の心配も収まるのではないかと思います。

聴覚障害があると言っても,聴覚障害の原因や種類,聞こえの程度が様々なため,ひとくくりにして対応するのは難しいと思います。

大きく は「中途失聴者」,「難聴者」,「ろう(あ)者」に分かれますが,その人の失聴年齢や残存聴力,言葉の理解力は様々で,裁判所もその人に合った情報保障ができるように研究しておく必要があるように思います。

速記官の不足と言っても,全国には270名もいるし,速記官のいない裁判所にはよそから填補で行くこともできるので,ぜひ速記官による逐語のリアルタイム字幕も試してもらいたいところです。

« 5/19 参議院決算委員会で前川きよしげ議員が質問 | トップページ | はやとくん通信No.40 »

裁判員制度」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 5/23朝日新聞「声」欄の記事 :

« 5/19 参議院決算委員会で前川きよしげ議員が質問 | トップページ | はやとくん通信No.40 »

最近のトラックバック

2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31