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2008年12月

逐語録作成求め声明/大分県弁護士会

リンク: asahi.com:逐語録作成求め声明/県弁護士会-マイタウン大分.

逐語録作成求め声明/県弁護士会 2008年12月10日

 県弁護士会(古庄玄知会長)は9日、来年5月から始まる裁判員制度の審理や評議の充実を図るために、被告人質問や証人尋問などでのやりとりを一言一句記録した「逐語録」を作成する体制の整備を求める声明を発表した。同日、政府や最高裁などに郵送した。


 裁判員裁判では、裁判の様子はDVDで記録されることになる。県弁護士会は声明の中で、「DVDは一覧性がなく、文字情報の逐語録より著しく劣る」としたうえで、録画の再生時間が発言時間と同じ長さになるとして、「迅速に発言内容を確認するのに適さない」と主張。評議ではDVDの必要な部分だけが再生されることから、「法廷で裁判員が証言内容をメモすることに追われ、審理に集中できない恐れもある」としている。


 一方で、最新の速記システムを利用した速記官による逐語録が使用されれば、尋問調書を裁判員らにすぐに配ることができ、証言内容も簡単に確認できるという。県弁護士会は「最高裁が98年4月から養成を停止したことで、この10年間で速記官が約3分の1に減った」と指摘しており、速記官の養成再開のための立法措置も求めている。

リンク: 県弁護士会 「逐語録」作成求める【大分のニュース】-大分合同新聞.

県弁護士会 「逐語録」作成求める [2008年12月10日 14:10]

裁判員の負担軽減へ
 来年五月に始まる裁判員制度で充実した裁判ができるよう、県弁護士会(古庄玄知会長)は九日、裁判内容を文字で記録し、すぐに見ることが可能な「逐語録」の作成を求める会長声明を出した。同日、最高裁長官などに郵送した。
 速記官が打ち込む裁判の内容をパソコンで文字変換してすぐに逐語録を作るよう求め、併せて速記態勢を整備するよう訴えた。
 逐語録を作るメリットとして、裁判員がメモを取る負担がなくなり審理に集中できることや、検察側と弁護側が内容を十分に検討して意見陳述できることを挙げた。また、聴覚障害者が裁判員として参加しやすくなり、自動点訳ソフトを組み合わせれば視覚障害者が裁判員になった場合も適切に対応できるとしている。
 最高裁は裁判内容をDVDに録画し、キーワードで検索・再生できるシステムを導入する方針だが、同弁護士会は「一覧性のある文字情報は不可欠」と指摘している。大分地裁での模擬裁判でも裁判員役の市民から「尋問を見ながらメモを取るのは難しい」と改善を求める声が多かった。
 最高裁は一九九八年から裁判所速記官の養成と採用を中止している。速記官はこの十年間で約三分の一に減り、現在は全国で約二百八十人。同弁護士会は新しく速記官を養成する必要性を訴えている。

すごいニュースでびっくりです。
栃木県弁護士会に続いて、大分県弁護士会も速記官についての要望を出してくださっていたとは。
各地の弁護士会から、こんな要望が続々と続くと、裁判員裁判に速記官が「逐語録」を提供することが可能になるかもしれません。

はやとくんフォーラム報告

S2 11月29,30日の「はやとくんフォーラム2008」では,今年も約60名に御参加いただき盛会でした。御参加の皆様,大変お疲れ様でした。

以下、御報告です。

★ オープニングは,朝日放送マンスリーABCのニュースのビデオから。

以前,ワードワープ社がプロ野球CS「阪神vs中日」に字幕 を付けたAbc1という話を紹介しましたが,それが関西のテレビ放送では初めて生放送に字幕を付けたということでニュースになりました。
字幕付けの舞台裏が紹介され,ステンチュラで高速入力する2人と校正者2人で,「はやとくん」で実際に字幕を付ける様子が放映されました。

★ 1番目の講師は遠藤会長で,「はやとくん」の新機能の紹介です。
・今年の大発明は,リアル速記録送信機能です。LAN回線を通して,複数人のパソコンに,日本語に文字化したデータをリアルタイムで送信することができます。
事前に,受信ソフト(ReceiveHayato.exe)を各自のパソコンにコピーしておく必要がありまPic_0003すが,インストールまでは必要なく,無料配布でだれでも使えるソフトです。
この受信ソフトにはメモ機能が付いていて,送信されてくる速記録が表示される画面の右側に,メモの画面があります。そこに,重要と思った発言にマークを入れたり,左側の速記録の画面から文字データをコピーしてきたり,文字 を打ち込んだり,自由に編集することができます。メモの画面はほかの人には見えませんし,メモを保存して持ち帰ることもできます。
裁判員はもちろん,弁護士,裁判官,検察官など,必要な人が必要に応じて利用することができるわけです。
Resibu2thumbnail2_2大事だと思ったところや,矛盾点と感じたところなど,マークさえしておけばメモ書きに追われることはありません。反対尋問や判決文の引用に利用したりなど,ユーザーの思うがままに利用が可能です。
すべての人に便利で優しい「はやとくん」の新機能ですが、世界のあちこちでは,既に同じ ような機能が実現していて,それが備えられた法廷はハイテク法廷と呼ばれています。

・リアル速記符号送信機能は,速記符号のままLAN回線で1台のパソコンに送信できる機能です。
例えば,法廷で速記すれば,執務室にいる速記官がリアルタイムで受け取って迅速に反訳作業を行うことができます。
午前中の法廷の速記録を午後の評議には欲しいというときなど,迅速な記録作りの秘密兵器として使いたい機能です。

・ほかにも,「はやとくん」の細やかな機能が進化していて,関西弁に対応する機能や,括弧で「て」が省ける略語を設定できる機能や,誤って打ってしまった改行符号を削除できる符号「*N A KH」が新設されたことなどが紹介されました。

★ 2番目の講師は布施速記官です。「評議に速記録を間に合わせる!あの手この手」と題して,裁判員裁判が始まって,速記録がすぐに欲しいというユーザーの声にこたえられるようにという勉強会です。

いつもの仕事を、準備段階から速記録完成まで順を追って,より早く正確な速記録を作成するためのコツがいっぱい披露されました。
勉強の後は模擬裁判で,事件用に略語を用意した場合と,全く用意しなかった場合とで,どのくらい変換率が異なるか,略語なしでどこまで打てるか,実験してみようということになりました。
内容は難解な医療事件における医師の証人尋問で,略語登録もして準備の完ぺきな講師と、略語なしのNさんで打ち比べが行われましたが,どちらもすばらしい打鍵技術で,医療過誤の事件に慣れているNさんも抜けることなく打ってしまいました。
その後,迅速に速記録に仕上げられて,会場で公表されました。

★ 3番目の講師は,聴覚障害者の田中邦夫氏です。「聴覚障害者のある人々と裁判員制度について」,日弁連の特別部会で行った講演のダイジェスト版のような形で御講演いただきました。以下、講演の要約です。

厚生省のデータでは,1年に聴覚障害者で裁判員になる数は69.4人,同じく裁判員候補者になる数は968.8人で,マイナーではあるがレアではない問題です。検察審査会でも,2000年に欠格条項が改正されてから,累計9人の聴覚障害者が審査員になり、そのうち筆記で情報保障したのは3人です。
6年分で8000人の審査員を決めるのに,聴覚障害者の数からいって,9人というのもいかにも少ない。手話が6人,筆記が3人というのも,実際に比べてアンバランスです。

情報保障について,手話は割とシステムができているが,要約筆記についてはばらばらなので,裁判員制度を通じてプラスになるように持っていきたい。
裁判員裁判では,閉ざされたシステムの中で,裁判員個人は6分の1ないしは9分の1の存在で,無視して評議が進行しかねない。きちんと情報保障のシステムを整えておくことが必要。
文字による情報保障を必要とする聴覚障害者は,手話を必要とする者より多いが,最高裁の認識や報道を見ると,手話を中心と考えているようだ。聴覚障害者の参加した模擬裁判の報道が時々あるが,みんな手話である。
最高裁見解と称して報道されているものでは,手話・要約筆記と併記されているが,最高裁が考えている要約筆記がどういうものか分からない。
自分が裁判所の行う裁判員ミニフォーラムに参加した経験では,事前にパソコン要約筆記か電子速記と言ってたのに,手書きの要約筆記にされてしまった。
手書きの要約筆記の場合,何か概念を説明するときに,かみ砕いた例を説明者が言うと,そのかみ砕いた辺りをスキップする例が多い。パソコン要約筆記でも,全体の6割ぐらいしか伝わらない。候補者を集めての選任の手続のときは,まだ要約でもいいと思うが,本番の裁判は全部伝わらないと駄目なのではないか。
弁護士会で話したとき,最後に要約でもいいかと聞いてみた。2人の弁護士が強硬な要約反対論を述べ,そこにいる十五,六人の弁護士で要約に賛成する人はいなかった。
したがって,最高裁が嫌でも,電子速記しかないのではないか。テレビやビデオの影響もあり,字を読む能力も大いに向上している。健聴者も,100パーセント正確に聞き取っているか疑問。専門語が出てきたら,その辺りのことは聞き逃すということは幾らでもあると思う。
裁判員制度では,入口で差別が発生しないか心配。候補者を選任する場合に,裁判官によっては,後の面倒を考えて善意で辞退しますかと持ちかけそうな気がする。
また,候補者へ文書が発送されたが,問合せ先がコールセンターの電話番号だけで,メールアドレスやファックス番号が付いていない場合,聴覚障害者の候補者は電話できなくて困るのでどうなのか知りたい。
欠格条項の反対の運動もやってきたが,裁判員のような新しい制度ができると,また配慮が忘れられていて,もぐらたたきという感じがする。
最近の報道で,地方では裁判員になるときに宿泊の必要があり,宿賃がかなり少ない額と聞いた。障害者は,バリアフリーで理解のあるホテルでなければならず選択の幅がない。また,聴覚障害者でも非常時に危ないということで,介護者が必要と言われる場合がある。介護者の分の旅費や宿泊費まで出るのか疑問だが,そういうことは聞こえてこない。

等々、最高裁にそのまま届けたいような、聴覚障害者から見た不安な点がたくさん出されました。

★ 最後に、次回の日弁連「人権擁護大会」開催地である和歌山の速記官2名が、全国の速記官に、参加の呼びかけとノウハウ伝授のお願いを行いました。

★ その後の懇親会と二次会は,日本速記協会の高柳理事長の御参加もあり,今年も大いに盛り上がりました。
中根さんが来ないと思っていたら、遅れていつもより多い賞品を抱えてやってきてくれて,大福引き大会となりました。
おめでたい話もたくさんあり,ハッピーな「はやとくんフォーラム」となりました。

栃木県弁護士会の「裁判所速記官制度に関する意見書」

リンク: 栃木県弁護士会.

守る会のミニシンポで、私も初めて栃木県弁護士会が「速記官制度に関する意見書」を出してくれていることを知りました。

栃木県の速記官は、2人しかおらず、これまで立会時間を制限されたり、いろいろ苦労話を聞いていましたが、この意見書のことを話すときは、本当にうれしそうでした。

私もじっくり読んでみて、とても元気が出ました。

一部を引用しますね(一部と言うか、ほとんどです)。

3  速記録の優れた特性として、次のような点が上げられる。録取者である速記官が法廷に立会していることから、

・  言語化されない表現でも録取可能である。

・  録音状態とは関わりなく、不明瞭な供述でもその場で確認できたり、口元を見て聞き分けられたりする。

・  事前・事後の確認作業によって専門用語・固有名詞・法律用語でも正確に録取できる。

・  同時発言でも対応できる。

・  多数関係者がいるときでも発言者の特定が容易である。

・  記録に残す意味のないやりとりは始めから記録化しないなどの対応が可能であり、全逐語録とは違い、繰り返し・言い直しなどは適切に省かれ、読みやすい記録が作成される。

・  尋問途中でも、必要があるときは、前の供述を訳読して供述内容を確認することができる。

・  音声をその場で記録した調書であるので、裁判官の訂正命令に服することもないとされ、(裁判官の記憶の誤りによる誤謬を排することができ)内容の正確性が保たれる。

・  録取者である速記官には公務員としての守秘義務がある。裁判は公開が原則であるとはいえ、訴訟であることの性質上、関係者が一般に知られたくない情報が多くあり、反訳外部委託方式により速記録の方が秘密保持性において優れている。

  4  (中略)調書作成のスピードは明らかに速記録の方が速い。

越前ガニで同期会

Kani 11月22日は、4年に一度の速記32期の同期会でした♪

福井県の東尋坊近くの三国温泉荒磯亭に、25人の同期が集まりました。

黄色いタグの付いたゆでたて越前ガニも、その場で焼いてくれるカニも最高においしかったです。

カニを食べながらも、温泉につかりながらも、楽しいおしゃべりに花が咲きました。

Koyo Koke Yuki 翌日は、永平寺に行きました。

雨上がりに紅葉と苔と雪があざやかで、空気まで違うようで、とてもきれいな景色でした。

(写真 こんちゃん撮)

全司法の地連速記官担当者会議&最高裁交渉

引き続き,11月16日,17日は,全司法の地連速記官担当者会議と最高裁交渉に参加しました。

会議は,3年ぶりぐらいの参加ですが,以前より楽しく充実していたように思います。
これまでは,速記官の職務内容見直しの議論(待遇改善のために速記以外の職務を受け入れるかどうか)で終始してつまらなかったのですが,それは受け入れても待遇改善は難しいという最高裁の回答で決着がつきました。

各地の情報が次々に報告され,16日の午後半日と懇親会と二次会,翌日の午前中まで,みんなしゃべり倒した感じです。
裁判員制度の模擬裁判に立ち会えたか,録音反訳専門部や支部に立ち会えるようになったか,家裁からの速記要請について立ち会えたか,裁判員法廷のマイクや録音状態の問題,デジタル録音に変わってどうなったか,各地ではやとくんの研修をどうしているか,起訴前の証拠保全のための人証調べにどう対応しているかなど,各地の興味深い話が聞けました。

その勢いで,最高裁交渉も時間をオーバーして各地の熱い訴えが続きました。
これという前進回答もなかったですが,各地でみんな悩みを抱えながらも頑張っている様子に元気をもらって帰ってきました。

◎会議としては,次のようなことが決まりました。

・全司法にも速記官のリーフレットを作ってもらう
・速記官の養成再開署名を司法大運動の署名と一緒に頑張って取る
・はやとくんの研修を官でしてもらう
・録音反訳専門部にも速記官が入れるように,家裁の事件にももっと手続を簡単にして速記要請しやすくする
・裁判員制度の模擬裁判に,速記官も準備のため立ち会わせてもらえるようにする
・職務内容の見直しについては,今後は本来業務で,裁判員裁判で速記官にできることがあれば関与して,それによって評価してもらうようにする
・ステンチュラの官支給の署名を速記官全員から取るようにする
・電子速記研究会と共同して「はやとくん」の開発とサポートを援助していく

◎最高裁交渉では,次のようなことを発言してきました。
まず,速記官の法廷卓子について,ステンチュラ対応の机を作ってくれたことへのお礼を述べ,
「今年4月時点で,95パーセントの速記官がはやとくんを使用し,88パーセントの速記官がステンチュラを使用しています。
最高裁に,この10年以上はやとくんを見てくださいとお願いしていますが,まだ実現していません。官職の9割以上が使っているシステムや機材を見ないというのは,無責任な態度ではないでしょうか。
裁判所の外では,字幕付けのボランティアを通して,弁護士,聴覚障害者の方,市民の方にこの10年近く,多数の方に見てもらっています。日弁連の人権擁護大会,司法シンポジウム,模擬裁判などでは,速記官の実力を存分に発揮して,専門的で早口な内容でもすばらしい字幕を付けています。
またこの1年では,司法記者クラブで実演をしたり,日本情報処理学会,東京速記士会,日本速記協会の講演に呼ばれたり,京都大学の「聴覚障害者のための字幕付与技術」シンポジウム2008に参加したり,その模様がテレビ放映されて「はやとくん」が紹介されたり,ますます認知度を高めています。
職場では,当日や翌日に速記録やゲラを提出することも多いです。また,はやとくんの精度のほうも,先日,ボランティアの文字通訳をたった1人で30分行いましたが,97~98パーセントの正解率で,台本もない会場発言と講演者の回答を,即座にパソコン画面に文字表示することができるというところまできています。
最高裁も長年の音声認識の研究で分かっているだろうと思います,これは裁判所が何億掛けても,国や企業が何兆円も掛けても,まだ不可能な技術です。国会では,翌日に記録を作成するためのシステムを,今まだ作っている最中です。
まず見て,ちゃんと評価して,よりよい裁判のために,とりわけスピードが求められる連日的法廷や,視聴覚障害者の参加のために,はやとくんを最高裁も見て,活用してください。」と述べました。
まあ,ここまで言っても見るとは決して言ってくれません。

その後,聴覚障害者の裁判員のために職務として情報保障をやりたい,最高裁は速記官のやりがいを保障しているのだから,そのためにもやらせてほしいと要望しましたが,それも手話と要約筆記で対応予定という回答でした。

その回答について,手話は,助詞のないアバウトな言語で,誤解も多いと聞いた。また手話通訳者がどのように伝えたのか,その場では分からないし,どう担保するのか。ビデオにでも撮ることにするのか。要約筆記は,要約筆記者が要約を行って通訳をしてもよいのか,質問しました。

そうすると,驚いたことに,最高裁人事局給与課長の返答は,「細かいことは分からない。」というものでした。

速記官の私が考えても,外国語の通訳者には逐語で通訳することを求めているのだから,要約では問題があることが分かります。給与課長というと,将来は最高裁長官になる可能性もあるポストの方で,裁判官の中でもエリートの方がなられています。
その方から,「分からない」という回答が出たので,唖然としてしまいました。

そして,最後に,これも前進回答がないのは分かっているのですが,こんなことを言ってきました。

まず,音声認識について,第159回国会の法務委員会で,平成16年3月12日に,最高裁が「今、裁判所では、日本IBMと、音声認識技術をベースにこれを調書化する、しかも、その調書の裏には、その発話された音声というものがリンクされている、こういうものを共同開発中であります。現在、これは委員の方にもごらんいただきましたけれども、9割方の正確性であるということであります。」と言っていましたが,IBMは結局どうなったんでしょうか。今,調書も作成できず,録音反訳をなくす話も消え,失敗しましたねと確認しました。

これに対して給与課長は,先ほどの回答のとおりということで,先ほどの回答を確認すると,インデックス利用で十分という回答でした。

ただ,最初に最高裁が目指していたものは,これだったはずで,4億円掛けたシステムに「はやとくん」をつないで,文字を流し込めるようにすれば,9割方正確で,映像や音声にリンクされたシステムがすぐ出来上がると提案してみました。

最高裁がメンツさえ捨ててくれれば,4億円が無駄にならないものすごく良いアイディアだと思うのですが,やはり「うん」とは言ってくれませんでした。

「速記録問題ミニシンポ」に参加しました

11月は行事続きだったため、報告が遅れました。

11月15日は、「速記官制度を守る会」主催のミニシンポに参加してきました。
日弁連、埼玉弁護士会、国民救援会、全日本難聴者・中途失聴者団体連合会,全司法本部、速記部同窓会、電子速記研究会など,それぞれの会から参加者が集まったところはとても壮観でした。

私は,電子速記研究会から出させていただき,「はやとくん」の開発状況の発言を用意していったのですが,前の発言者の話を聞いていて,全く違うことを話しました。

それぞれの立場から自由に議論するという形の中で,全難聴から参加の聴覚障害者の方に,速記官が「はやとくん」で情報保障を行っていました。

ちょっと感動したのが,司会者が聴覚障害者の方に意見を振ったとたんに,ごく自然にその方が,前の発言者の疑問に答える形で,御自分の意見を述べられたのです。

聴覚障害者の方の裁判員参加を助けるのに「はやとくん」が役立つと,口ではずっと言い続けていましたが,実際にそれと重なる場面に遭遇して,ちょっと感動しました。
評議では正にこんな感じで役立つのだろうと思いました。

それぞれの発言の内容はこちらにあります。

リンク: <a title="裁判所速記官制度を守る会: 「速記録問題ミニシンポ」報告(大要)" href="http://www3.sokkikan.coco.jp/article/109795905.html">裁判所速記官制度を守る会: 「速記録問題ミニシンポ」報告(大要)</a>.

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