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asahi.com:(7) 裁判員制度を前に-マイタウン岐阜

リンク: asahi.com:(7) 裁判員制度を前に-マイタウン岐阜.

1か月ちょっと前の古い記事ですが、「メモだけでは不安」という、模擬裁判で裁判員を体験された方の声を御紹介しますね。
「速記録」が手元にあれば、導き出した結論にもっと自信を持てたのではないかと思います。

結論に自信が持てれば、後で思い悩んだりすることもなく、裁判員をやってよかったという達成感も得られやすいのではないかと思います。

裁判員制度を前に-マイタウン岐阜

 犯人の利き足は、事件の核心とは関係ないはずだった。犯人が足のどの部分で被害者を踏んだかも。しかしある裁判員は最後までこだわった。「犯人の利き足と現場に残った足跡は逆」。物的証拠への論点はずれたまま、評決の時間は迫っていた。

 11月、岐阜地裁で開かれた模擬裁判に補充裁判員として参加した。自ら応募して選ばれた裁判員たちの真剣な議論の一部始終を間近で取材して痛感したのは、裁判の迅速化への不安だった。

 扱ったのは架空の傷害致死事件。被害者は何者かに腹を踏まれて死亡しており、着ていたTシャツにはサンダルの左足つま先部分の跡がついていた。跡は被告のサンダルの形に似ている、というのが検察側の主張だった。 弁護人はこう反論した。跡はサンダルと合わせると数ミリずれる。被告のサンダルとは別の形のものかもしれない。

 結論は異なるが、両者とも「どちらの足で何回踏みつけたかは関係ない。偶然残った跡が、被告のサンダルと似ているかどうか」という導き方をしている。裁判官もみな、同じ論理をたどった。

 ところが裁判員は違った。「被告は右利きだが、踏みつけられた被害者のTシャツには左足の跡が残る」「踏みつけるならかかとの跡が残るのでは」「いや、被害者が横を向いて寝ていれば、つま先でけることができる」。半数の裁判員が「Tシャツに残った跡は被告の踏み方と関係する」とこだわり、議論に多くの時間を割いた。

 自分も不安だった。法廷で見聞きした内容は基本的に記憶と手書きのメモにしか残らない。法律の手続きに関することは裁判官が判断するが、「足跡の鑑定」といった証拠の判断は裁判員に任される。

 裁判員は自宅でも昼間の審理を思い出し、悩んでいた。しかし記憶があやふやでも、資料は自宅に持ち帰れず、確認のしようがない。「メモだけでは不安」「専門用語が多い」という声も多く出た。

 評議開始の直前、田辺三保子裁判長はこう話した。「私も日常生活では子どものけんかの仲裁で、両方の意見を聞いてどちらが正しいか判断します。それと一緒ですよ」 もちろん裁判員の緊張をほぐすための言葉だ。しかし、何日も裁判が続く難しい事件で、素人の我々に職業裁判官がしてきた以上の正確な判断ができるだろうか。

 4日間に及ぶ審理と評議を終え、評決の直前、自分のメモを見返して自問した。「果たして思いこみを残すことなく、結論を導けているだろうか」。自信は持てなかった。(大内奏)

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コメント

>「4日間に及ぶ審理と評議を終え、」

「3日間」に最高裁はこだわっているようですが、模擬裁判で4日使うことがあるのでしょうか?

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