« 7/4東京新聞:裁判員「メモなし」で本当に大丈夫? :社会(TOKYO Web) | トップページ | 1分間に280語打てるアメリカの”おばさん” »

ASCII.jp:NEC、経路制御や裁判員を支える音声認識などを公開

こんな記事を見つけました。
「裁判員を支える音声認識」だそうです。

リンク: ASCII.jp:NEC、経路制御や裁判員を支える音声認識などを公開.

裁判員裁判を支える音声認識技術  このVoiceGraphyの技術は、いよいよ始まった裁判員裁判用法廷への採用も決まっているという。裁判員裁判では、法廷で行なわれた被告人質問などの内容をテキスト化し、裁判官と裁判員が行なう評議の資料として使う。すでに新聞テレビなどで報じられているが、このテキスト化にはNECの音声認識技術が使われているのだ。

 すでに、裁判員裁判を行なうすべての法廷に導入されており、8月の裁判員裁判の公判を目標に、検証が行なわれているという。方言を話す多くの人も公式の場では標準語を使うが、関西弁の人はそのまま関西弁を使うことが多いという。そのため、本製品においても、標準語に加えて関西弁の認識が対応済みとなっている。

いかにも法廷のやり取りが,すぐテキストになって評議のときに資料として配られると,誤解されそうな記事です。
実際は,映像と音声のインデックスとしてしか使えないもので,それも2割以上の確率で誤変換しているので,検索しても漏れるところが多々出てきそうです。

関西弁が対応済みなのは,音声認識研究の総本山の京都大学が関西にあるので当たり前で,そのほかの地方の方言・なまりは未対応のまま手つかずです。

方言だけでなく,通訳人などの言葉も認識できないようです。

また,音声認識の誤変換は,言ったことと違っても,文字的には正しい文字と文章で出てくるので,読むと間違った方向につい引っ張られてしまいます。
誤変換があると分かっていても,活字になっているのを読むとつい信じてしまうのが人間で,評議のときに音声認識で文字化したそのままが表示されるのは,とても危険なことだと思います。

音声認識で文字化されたものを利用して公判調書を作成するのも,間違いのもとだと思います。

音声認識を信じる最高裁のお偉いさんが,この10年,速記官制度を廃止に向かって進めてきました。

まだ未熟な音声認識システムを入れることは,裁判員を支えるどころか,支柱を外しているのではないかと思います。

とにかく今,法廷では,音声認識の機械に場所は取られるし,騒音と熱風で証言が聞き取りづらく,とても邪魔になってます。
4億円も掛けてわざわざ環境を悪くしている感じです。

« 7/4東京新聞:裁判員「メモなし」で本当に大丈夫? :社会(TOKYO Web) | トップページ | 1分間に280語打てるアメリカの”おばさん” »

音声認識」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ASCII.jp:NEC、経路制御や裁判員を支える音声認識などを公開:

« 7/4東京新聞:裁判員「メモなし」で本当に大丈夫? :社会(TOKYO Web) | トップページ | 1分間に280語打てるアメリカの”おばさん” »

最近のトラックバック

2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31