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2009年12月

準備しているといろんなものが見つかる

キャットシステム(速記の自動反訳システム)が普及していた10年前の米国の裁判所を調査して報告したものを,捜し物をしていて偶然見付けました。

日本の速記官もキャットからリアルタイムへ,速記技術は随分進みましたが,廃止前提の速記官制度なので,この10年間裁判への活用は全く進みませんでした。

10年掛かっても,最高裁に速記のリアルタイムシステム「はやとくん」を見てもらうことさえできないのでしょうがないですが,よその国は速記を活用して10年前からこんなことができてますよということで御紹介します。

①質問に異議が出た場合に,その質問及び質問に関連する問答をすぐに読み返せるので,より正確な決定ができる。
②訴訟関係者に訴訟手続についての理解を深めさせることができる。
③手続の進行中に,必要に応じて入力済みの記録を呼び出し,参照することができる。
④証言中に小ウインドーを呼び出し,証言内容に注や感想などのメモを書き込むことができるし,注やメモに表題を付けることもできる。
⑤判例検索システムと接続しておけば,審理の進行中に判例を呼び出し,参照することができる。
⑥審理中の事件とは別の決定書を起案することができる。

弁護人にとっても,速記録を必要に応じて速やかに入手することができるほか,審理中にキーボードを操作して,証言等の重要な部分に,強調する表示(太字表示)を付けることができるので,反対尋問の際にもその部分を迅速に検索し,正確に引用して尋問できる等の利点がある。
更に,聴覚障害者が訴訟関係者になった場合にも,法廷でのやり取りをコンピューター画面で見ることができるので,手話通訳者によることなく審理の内容を理解することができるし,通訳をする場合にも短く区切らず,ある程度まとめて通訳することができるなどの利点もある。

④番の機能は,昨年「はやとくんフォーラム2008」で「レシーブはやとくん」が発表され,日本でも実現可能です。

今年の「はやとくんフォーラム2009」は,どうも映像とリンクさせている「はやとくん」が見られそうで,技術面だけは外国にも負けない勢いです。

実務面も,裁判所の一太郎からWord移行に伴う講習会と「段下げIZAマクロ」の発表があり,必見です。

今年の「はやとくんフォーラム2009」は,ものすごく充実した内容ですので,皆様楽しみに御参加ください。

「はやとくん通信 No.47」

「はやとくん通信 No.47」が出来上がりましたのでアップしますね。

↓クリックしてお読みください。

「hayatonews47.pdf」をダウンロード

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